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MV150CRS新生計画
Last modified;2004.4.4

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【イントロダクション】

MV125S(Mod.218)の再生のために世界中から様々なパーツを集めた.
計画性がないから不必要と思われるものまでストックする羽目になる.
60年代のイメージを追い求めて当時のパーツを探すというのは短絡的だけど、
あるところにはあるから仕方がない. ピカピカのパーツは嫌だしね.
それはエスカレートして同じ単気筒150RSのエンジンまで手に入れる始末
(後に部品取り用にとさらに数機のエンジンも入手した).
70年代Mod.218/125Sのエンジンと外観は違っても中身は一緒なのは周知の事実、
ちょっとHOTなバージョンと差し替えようと思い付いたからだ.
でも丸いシリンダーやボトムケースはスクエアなフレームやタンクとの違和感を否めない.
使えないと判断して早速、同じMVの50年代175 C.S.T.L.のフレームをイタリアで見付ける.
これは後に、当時のスペアパーツでフレームにナンバリングされていないことが判明して
任意のフレーム番号を打刻して輸入することになった. それらを元に当初、
Regolaritaレゴラリータ/エンデューロモデルを範として、カタログにない
スクランブラーモデルを造ろうと思い立つ. だが、純血種はつまらない....
ちょっとひねくれて米フラットトラック仕様にモデル(模型)感覚で組み立てることにした.
イタリアのバイクは汎用パーツの寄せ集めだから、世界を彷徨って
メーカー・対応車種不明の新古品・死蔵(デッドストック)パーツも多い.
それらと使い回しの利くフラットトラックパーツを組み合わせようという主旨(魂胆)だ.
AermacchiアエルマッキのSprintスプリントをベースにしたCRS*に習って
[MV Agusta150CRS]と命名しよう. ある意味でこれこそ日本らしくないか?

* CはH-D社の車種コードから呼称されたもの。のちにロードバイクのクラス分けとして呼ばれるようになる.
  CRはショートトラックマシン. CRTTはロードレース仕様だ。CRSの'S'はSprintスプリントを意味する.
  '69年から排気量が344ccにアップし、ERSと呼ばれるようになるがそれは'C'の代わりにEnduroの'E'が付いたもの.

【オリジナルモデル MV150rapido sport[R.S.] & MV175turismo lusso[C.S.T.L.]】
上のイラストは共に50'sのカタログから、骨格は変わらないことが分かる.

【目 標】

【参考写真】
イタリア他ヨーロッパでスプリントベースのオフ車を探すと
このISDTタイプのモデルになる. アラドーロ似のタンクがいい.
写真の車両は綺麗にレストアされているけれど
この類は滅多のお目にかかることは無い.
イタリアにはMVやGirelaジレラ、MotoGuzziモトグッチのほか
Parillaパリラ、MIVALミバル、RUMIルーミなど
Regolaritaレゴラリータモデルは沢山存在する.
メーカーに拘らずそれらのモデルだけを収集するというのもいいかも.
(本体だけで済めば)ロードモデルよりコストが掛からない...

【1965~68 Harley Davidson CRS/ '69~72 ERS】
イタリア産Aermacchiの4ストロークシングル250cc
(246cc→248.4cc、後に344ccとなりERSと呼称される)
エンジンを搭載する. ロードモデルSprintの派生モデル.
米市場向けのため本国イタリアでは滅多に見ることは出来ない.
ご存じのようにAla d'Oroと同系のエンジン、
まだパーツはたくさんあるから素材としても面白い.
CRSの生産台数は700台程、'69~72年までのERSは約450台.
欲しいバイクの一つだから資料は集めたけど
このバイクはダートにこそ相応しい、ピカピカは恥ずかしい.
(写真は350ccエンジンを積むERS).

フレームはオリジナルのF.フォークとR.ショック、スイングアームが付属する.
それは"味"としよう. シリンダーは鉄製、普通は黒くペイントされる.
腰下は既にバラしてある(正確にはバラされて送ってきた). 改めて125Sとの共有部品の多さを再認識する.
造りに手間の掛かっているパーツも多い. ENG.マウント位置は同じなので問題ないはず(...ちょっと問題有).
求めるカテゴリーのイメージはH-D/AermacchiマッキのCRS. 装着パーツは3ディケイドに及ぶ
滅茶苦茶な組み合わせだから、Carlo Perelli カルロ・ペレッリ氏が見たら驚くに違いない.
アメリカ流モディファイを加味して、イタリア産パーツにはちょっとだけ拘ってみよう.
仕上がった暁には年代を超えて息づくイタリア車のエッセンスが凝縮されているはずだ.

1954年式175 C.S.T.L.のフレームはOHCエンジン用. 一方1964年式150RSのエンジンはOHV形式だ.
ジャンクヤードから拾ってきたエンジンだからフィンの欠けやケースの傷は仕方がない
...修正は可能だけど...

結局ORG.のMVフレームは売却.
多難な将来が待ち受けているのは望むとこだけど
出来上がりの陳腐なカタチが見えて
興味が薄れてしまったというのが正直なところ.
ただMVエンジンのフラットトラッカーは
自分にとって趣味の集大成みたいなものだから
アメリカとイタリアのいいとこ取りバイクは
放り出したりしない....

※仕様計画とストックパーツは新しいページに移行しました.


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