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Magni MV600 Sport
Last modified;2010.6.15

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Solo immaginazione はじめに...何もない


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仕様は随時描き変えています.


イタ車好きは"いつかはMVの4気筒"だろうか?
発売当時は選ばれた者のみ所有することの許された
モーターサイクルの最高峰
MV Agustaアグスタの4気筒勢.
好きなバイクの延長線上にあって商売では商品として扱ってきたものの
自分自身はそれ程の思い入れが無かった.
アグスタのGPでの活躍を同時代に目にしていないせいもあるが
イタリア車は自転車から入ったから、まだ意識が大型M/Cには届いていないのかもしれない.

4気筒のストックフレームは剛性が足りないため操安性が悪いというのが通説だ.
乗って楽しいオートバイとは思えないけれど、所有することにプラスαの価値感を持てるか
パーツも安価でないからこけたら大変、という危惧なしに乗れるかってことだ.
小市民には安心して乗れる代物ではない.
仮に保有するとしてもカタチはMV750S、あるいはGT...
チェーンドライブのMagniマーニフレームでないとダメ、とずっと口外してきた.
だから私が4気筒を手に入れたら"やっぱり、お前もか"と云われかねない.

でもちょっと変わってきたのだ.
MV125Sを手に入れたのが30年近く前で、そこから今まで数多くの車両やパーツを手配してきた.
パリラやグッチ、ドカのパーツも扱っているけど
やはり多くのMVの車両と接しているし、当り前だけど周りにはその同好が最も多い.
30年も向き合っていればコネクションも、無いと思っていた思い入れもいつの間にか出来てしまう.
私自身オリジナルモデルは要らないけど「本物のクラシックはいいよ」と云えるようになってきた.
これは経験と知識としがらみが入り混じった必然のような気がしている.

この計画は長年漠然と思い描いていて
具体的に絵に起こしてイメージを固めたことは無かった.
実現不可能と諦めていたからだ.
数年前に顧客の依頼でMagniマーニにフレームを注文したものの
途中で計画が頓挫してしまったことも起因している.
ところが今年になって油を垂らしたら固まっていた歯車が動き出してしまった.
フレームが造れることになった. もっとも相変わらず資金はないからどうなるか分らないけど....

上がりはMoto GuzziグッチのDondolinoドンドリーノにしようと決めていた.
でもそんなことは前もって決められるものじゃないんだ.



Programma 方 針  

コンセプトは70年代のイタリア車Appassionatoアパッショナートが
50年代のスタイルのスポーツモデルを造るというもの.
実際に当時そうした人がいたかどうかは分らない.
というより、それらが実行可能な条件を満たしていたのは限られた人物だろう.
それでもこの手のモディファイは既に誰かが考えていそうではないか?
だが知る限り、MV600をベースにMenaniメナーニがスポーツモデルに仕立てたり
BimotaビモータがHB1と同様なスタイルに近未来のカタチを提言してきた程度に留まる.
そもそもイタリア人には反芻する/古典を引用するという手法はないのかもしれない.
それはレトロスタイルのマーニ車が日本市場主体であること、
英D.Kayの新解釈が商業的には失敗であった事実からも分るように
欧米の市場は出自の明確な本物とマーニにMVワークスのDNAを持ったレプリカか
運動性能の実を取った最終型以降の発展形を求めているのだろう.

世界中に数多く生息、あるいは冬眠する同じようなマーニ車は造りたく無い.
また日本で物真似のような車両を安易に組み立てることも考えたくない.
何より、もっとも輝いていた時代のカタチを後世に伝えたいと思う.
優れたエンジニアリングと卓越したクラフトワークだ.
Arturo Magniマーニ氏やPrimo Fellottiフェロッティ氏のGod Handsの仕事を遺したい.

レーシングマシンがM/Cの純粋なカタチかもしれない. でも動かさない置き物でどうする?
オリジナルモデルは市販されてから30年以上が経過するが
現代の道で通用する電装類を完備したロードバイクでありたい.
自分自身にとってはこれもMotoRecycleモトリサイクルの一環だ.

趣旨でもあるけど捻くれ者だから、ベースエンジンは600を使う.
当然持っているわけじゃないけど探せば出てくるだろう(...当てが出来た).
上の予想図を見て貰えば分ると思うけれど
スタイリングは50年代初めのワークスマシンに範を取っている.
オリジナルのファットなタンクではなく
スリムでコンパクトな形状を予定しているけどカウルとの一体型で決まりだ.
課題はヘッドライトの処理だろう...
このレトロなカタチがいいと思う人が居なくとも...いいのだ!

今取り掛かればそれほど難しい計画とは思っていない.
急いてしようとも思ってないけれど、実はあまり時間が無いのだ.
皆もう随分と歳を取ってしまったんだよ.

参考写真
 
タンクロゴがなくとも
MVと判る...
↑カタログも
作ってみました.
 



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